191110 D.I.O.V 備忘録
VOID I のリリース後ひと月のあいだ、II への通過点、 いろいろ自分の中で考えたりしながら挑んだライブでした。 リアルライブは半年以上間が開いて、皆様がまたお越しくださるのがうれしくて、
お会いできるのを楽しみにしていました。
はやく聴いていただきたい新曲や、ライブでずっと歌いたかった曲もありました。
◆~入場~
・あの舞台の後ろの小部屋でなくて外で待機、不思議な気持ちでした。 時折「え、本当にこれから本番なの…!?」みたいな気持ちになって それこそ「PLAY」の時の話みたいですが「自分がそのとき本来感じなくてはいけない、感じるはず、感じるべきの感情を実感できない故の焦燥」みたいなもののかけらを思いました。
・入場はとても緊張しました…ですが、ふりかえって見守ってくださっている皆さんのそばを通り抜けるとき、目が合うだび、ドキドキしました。どなたかわからないお方、M3などでお会いしお話したことのあるお方、ツイッターでコーディネート写真を載せられていて「あっ!あのお方だ!」と合致するお方もいらっしゃって、うれしくなりました。
アー写に使用したのと同じヴェールをかぶっていました。
プルプルしながらの入場でした…笑
・皆様が座られたまま後ろを振り向いて、わたしを見てくださっているのが とても…感慨深い気持ちになりました。
「自分は主役だったことがない。誰も選んでくれない、選択肢にすら存在しない、この世界のなかまはずれ。誰にも見えない、気づいてもらえない、透明人間のような、存在していないと同じような人間だ。いっそ消えてしまいたい。」
そう感じていた自分が、ライブのたびに奇跡のような不思議な気持ちになります。自分のために来てくださって、とてもうれしい、 自分も、みなさまも、本当に存在するんだ、と…
何年も前の過去の自分に教えてあげたくなる。でもその自分は信じないでしょう。彼女はまだ心のなかのどこかに、ずっといじけて拗ねたまま存在している。でもそんな意思疎通できなくなった彼女がいるから、自分は創作や表現をしよう、と思い続けることができるような気もしています。
◆1.悪魔とおどる
・大好きな「悪魔とおどる」を一曲目に選んだのは、大きな勇気も要りました。 それはまるで悪魔へお嫁入りいく覚悟やテンションで挑みました。 いやいっそ自分が悪魔で、どこまでも相手と「共に堕ちよう」と…そう…
「自分にあなたを「救える」など思いあがったことはない、だからせめて同じ地獄で苦しませてくれ、同じ地獄にいると思わせてくれ/思っておくれ、またはあなた以上に無様に惨めになろうあなたがあざ笑えるように…」みたいな…
今まで、一曲目は本当に緊張していたのですが、今までで一番堂々と歌えたと私的に思えた一曲目になりました。
・あくま、という象徴を自分の中で強く再確認しはじめたのは去年からなのですが、展示させていただいた原画や文字メモを見返して、 何年も前のオリジナル歌詞動画「スイッチ」に、「女神」の対として「あくま」がいたんだ、と気が付きました。
・「天国でも地獄でも」での手の動きにもお言葉いただけてうれしいです。 (キャス配信のときからしていた、決めていたフリですが、やはりあまり映像でうつっていなかったみたいで、リアルで見ていただけてよかった…!) 「地獄」は、手をゆびさし銃の形につくり、こめかみにあてる…というのをしたのですが、 これはそのままの意味(自ら銃をこめかみにあてる/あなたさえ望むなら死ぬこともかまわない)もですが、 「地獄は頭の中にある」という意味も自分の中でひっそり表したかったです。
最近自分の読んでいる本によく 「地獄を心と頭に抱く」といった表現が多くて、 …そうか…心と頭に…確かにそんな感じもするなあ(語彙力)…と思って…。
「心はどこにあるの?」がおそらくVOID全般に漂うテーマかもしれないのですが、 そう、地獄もどこにあるんだろう…と思ったりもします。
◆2.忘却舞踏
・「おどる」系の曲でつなげました(また、アンコール曲「heartless」にも繋がっています。)
・私的になんとなく、「悪魔とおどる」からのつなげ方から、 今回の忘却舞踏はより「自分自身と踊る」ようなイメージを持っていました。 (「影」みたいですね…)
「悪魔とおどる」では「ぼく」と「あなた」がいるけれど、両方とも「自分の中の存在」だったら?という捉え方もあって…(自分の鏡のような)
自分の中の悪魔の声、のような、 自分が自分自身に堕落や破滅を示唆している、自分で言い聞かせている… 自分自身をふりまわしてひきずって痛めつけて、自分自身を抱きしめて、天国でも地獄でも行けると ひとり自棄っぱちになるような…
なので、「わたしはわたしを見つけ出す」「わたしはわたしに出会う」というところでもなぜか、
自分は自分の内なる悪魔に気づく、気づいてしまうということを考えたり、「さあ、おいでよ、影になって、ねえ手を取って」というところも…どちらの自分か?と思いました。
そのあと「あこがれ」をこわす、という強い言葉が来ます。
「こうでなくてはいけない」という囚われていた、 縛られていた「理想像」を壊して、本当の自分を見つける… もしかしたらその「あこがれ」は天使みたいな像だったのかも…
(う~~~んこの忘却舞踏のメモは特になんだか大分…頭の中のことをパーって書いた感じの断片みたいで暗号みたいにわかりにくいかもしれません、すみません…!)
~short MC~
挨拶と、きみいちのおはなしをさせていただきました…!
◆3.きみのいちばんになれないのなら
・やっと…ライブでできてうれしかったです! 全体通して熱くなりがちなのですが、ふと冷静になったり、 熱いからこそ逆に冷たく言うような歌い方を思っています。 レコの時からそこのバランスが難しかったです…
・「ねえ どうしてきみはそうじゃないの?」 は、私的には責める、詰っているような感じもするのですが、 逆に不安げな、心細そうなイメージもあるなと思ったり、 「負け戦 なんて、わかってる」 では、自分を嘲笑するように歌ったり…
・「きみ」のことをいちばんなんだよ、だれよりも思っているのに… とAメロで歌うときはとてもピュアな気持ちになります。
「灰色の幻影」や「偶像」でもですが、 自分の幻や理想を手放しで讃えたり、好きなんだ、こんなに好きなんだよ…!と
歌うのは楽しいです。
◆4.灰色の幻影
・詩はコクトーさんのブルーの秘密から。 ピアノ弾き語りでした。これも盲信ですよね… 終盤のMCで拙いながらも必死でさせていただいたお話をちょっと思い出しました、 (見えないということのお話)
「湖の底に秘密の夢がある、 ぼくだけのための幻が、きみがいる」と 信じているけれど、 もし本当に湖の底が見えてしまったら…
見えてしまって、そこに何もなくても、「きみ」がもし いたとしても… この盲信の特有の美しい儚さは失われてしまう気がします。
◆05. ROLE PLAY
・ピアノ弾き語り。…すみません…ちょっと2サビで崩れて一瞬動揺してしまいました。 (ピアノ弾き語りで崩れてしまったときに反射的に一番思うこと、ひそかに誓っていることは「絶対音楽をとめない」ことです…;;)
・ROLE PLAY、弾き語りになるとより「楽しい虚しさと、やけっぱち」感を自分の中に感じます。
この主人公は誰も理解者がいない。必要とされるようになったとしても、その自分は偽りの人物。
自分が取り繕い、そして他者の認識と重なった人間像が必要とされて、
なんとかやっていけたとしても、 いつか、本当は、 「ほんとうの君は、そうじゃないね? 君がほんとうになりたかったのは、その姿じゃなかったね?」 と、気付いて、その仮面をはがしてくれる、 自分自身に対してまで拗ねてしまった正体を暴いてくれる人を待っているんだと思う。
このテーマはheartlessにも通じます。 嘘で塗り固めた自分を、暴かれるのがこわい、幻滅されたくない、 けれど きみだけには、気づいて 暴いてほしい、
そして願わくば許して認めてほしい…みたいな…。
~MC~
・体調のお話などをしました。 心身やご都合を整えられて、いろんな遠くのところからもライブお越しくださり本当にありがとうございます。そして来られなかったお方への想いも…
じんましんから復活話や、禁酒をしていたのに前日飲んでしまったお話に 優しく笑ってくださりありがとうございます。
ランニング中、ベイマックスの靴下を履いていても、こけるときは膝からいくので 考えたらベイマックスあまり守ってくれてないかも…と思い返してひとりつっこんでいます。
(でも気持ち的にベイマックスと一緒!と思うと走りに出るとき元気もらえます ゲンガーの靴下も)
◆6.わすれられぬ歌
・雨や、都会的だったり、赤い水彩絵の具がにじんでいくような素敵な映像がとても好きです。
ミュージカルのなかの曲を歌っている気持ちになります。雨の街をわーって。 さみしい歌、さみしい言葉たちだけれど、それほど笑顔で歌いたい、ような歌です。
けれど、そんな中 「心などない、真実もない」 という一節は、言葉を言い切るのにとても強い感情や冷たさを感じています。別人になったような…それか仮面をとったような…
・そうだ…歌っていて笑顔のときが増えた気がします。 笑顔って本当にいろんな意味がありますよね…好意、よろこび、諦め、拗ね、軽蔑、嘲笑、自嘲…
◆07. スリーマンス
・「三か月、食べ続けたもので いまの自分はできている」 的なCMを昔見たことがある気がします。健康食品か何かかな。 たぶんヨーグルト?シリアルでもありそう。 いつみたのだろう…?
自分は 「そのときハマった品ばかり数か月間食べ続ける」癖のある人間なので、 そのターゲットは時に代わるのですが 東京に上京したての時、豆腐ばかり食べていました。 環境の変化、期待と不安、いろんな気持ちに心が揺れて崩れて (わりと常に不安定がデフォの人間なのですが)、 どうして心がこんななんだろう…と思ったとき、そのCMを思い出しました。
「ああ、豆腐食べ過ぎて今わたしは豆腐で、崩れてるんだ」 そこからスリーマンスの曲は生まれました。(決して決して豆腐disではありませんむしろ愛しています豆腐を)
三か月、口にしたものになれるのなら、 次はさかなを食べ続けて、さかなになってスイスイ気持ちよく泳ぎたいな、と。 ひとりぼっち、海の底にいきたいなと。
・…でも、やっぱり、自分の根底のどこかには「なんにもなりたくない」 「誰にも見られないなら、姿なんてほしくない、いらない」という思いがある (COLD GHOSTにつながります) なので 最後には 「きれいな ことば だけを 口にして、
ただの記号になりたい、きみの声になって空気に溶けたい」 と言います。
・おだやかで、コミカルなシュールな感じの部分があるからこそ、
最後のメッセージがよりしまって届く曲になっていたら、と思います…。
(いつかKUZURETA TOFU Tシャツつくりたいな…)
~MC~◆
08. PLAY
・またお話が長くなりました…! ときどきつうしんなどでも語らさせていただいていました、『ドリアングレイの肖像』、についてのお話をさせていただきました。 (この日のお守りに…!と思って製本教室ワークショップに行って作ってきた本も見てくださりありがとうございます!)
・「ドリアングレイさまのお誕生日なんですおめでとうございます…!」のときに
皆さん拍手してくださったことがとてもうれしかったです!!ありがとうございます…もう…あの…
100年以上前におなくなりになられた天上にいらっしゃるオスカー・ワイルドさまにお知らせしたい気持ちになりました…きっと届いていることを願います…
・朗読もさせていただきました。これは小説からだったので、抜粋し文章を少し前後入れ替えています。舞台下手に封蝋を押した手紙を飾っていたのは、朗読途中で「ラヴ・レターがここにある」という文章があるからでした。
「もしこれを本で読んだならば、」というセリフから、本から目を離したら面白そう…と思い、そこからそらで読む試みをしました。
・PLAYも、2015年からあった曲です。当時書いた一番だけの歌詞はもっと青色とガラスの世界で、ビー玉とかが出てきていました。 でもその言葉たちは今の自分にはなぜかしっくりこず…音の色や世界観はそのままに、自分の「今書きたいことば」をのせました。
・結構とがったことも言っていると思いますが、この主人公はとても傷ついています。
『心ない やさしいことばに うまく騙されて いたかった。』 誰かの言葉に、「心がない」と どうやって判断-断定できるのでしょうかと思います。本当に、自分がそう(過去の状況とかいろいろ積み重なって考えることもあると思うのですが)感じたか感じなかったか、だけでしかない、相手がどれだけ「本当だ」と言っても、本当でも、こちらがそう感じることができなければ、その「本当だ」という言葉は力を失ってしまう… この感覚はまた「COLD GHOST」にも通じます。
『心ない ひどいでたらめで だれか傷つけて みたかった。』 は、上記のことがあるから逆に言えてしまうことだという思いもあり、 また、自分が深く傷ついた忘れられない言葉は、相手にとってなんともない一言、深刻でも心苦しく発したわけでもない、でたらめのような冗談だったかもしれない、という残酷さもある…と感じる思いもあります。 「きみを傷つけて」にしようか迷ったところがありました。でも「だれか」にしました。
・最後、歌詞に「手鏡」が出てくるのですが、そこで左手で手鏡を持っているようなジェスチャーをしていました。
◆09. 体内時計
・ケストナーさんの詩から、体内時計。 「自分がきらいになったから。」という一文が印象的で好きな詩です。
・なぜかこの曲は…ピアノ弾き語りにすると、「おうちにいる」感じがさらにとてもします。 おうちにいて、閉じこもって、時が止まっている。
真っ白な壁の部屋で、窓もクリーム色のカーテンで閉め切っていて、 「わたしは眠るの」と笑顔で言っているような…
二番のAメロや、間奏明けの高音の秒針の音にいろいろ想っていただけてうれしいです。
◆10. A love suicide
カヴァーです。歌うたびに歌詞がやはりすごいと思う… 「I would like to shame you」というところが序盤からゾワっとしています(ドキ、じゃなくてゾワ…。これは個人的な言葉への感覚もあるかも思います。shame…)
・ゲーム原曲を意識したピアノ伴奏にしました。 お気づきの方いらっしゃるかと思いますが、
活動初期に投降した「伴奏弾いてみた動画」とほぼ同じです。 同じ…ですが、実は今回演奏するにあたって調を調整するため 全音一音下げました。
一度練習した曲を、わずかな違いの調でまた練習しなおすのは大変なこともありましたが、今回演奏させていただけて良かったです…!
◆11. かそう
特に「かそう」が好き、といったお言葉もお見掛けして、とてもうれしいです…! いろんなとらえ方、感じ方をしていただけたらと思っています (ほかのどの曲もですが…正しい解釈というのはたぶんなくて、わたしも自分の中で変わっていったり発見があったりすることがあるので…!)
ピアノ弾き語りのアレンジは、サビ以外は割と高音で静かで、サビで低音に移り、 下からごうごうと燃やす…イメージにしました。
やはりこの曲も「自嘲」の笑顔が浮かびます…。 望んでいながら、夢見ていながらも、いつもそれを裏切るのはぼくだ、と 裏切ってしまういつかをずっとずっとおそれながら過ごして…
けれど裏切ってしまえば、もうおそれる必要はない。
自分に対する不信、あきらめ、そしておそれからの解放。
間奏あとの「ぼくだと・・・知ってたよ」間の落ちていく音型はやはり、ピアノでも「おちていく星」をイメージしています。
◆12. COLD GHOST
・とがったくやしさ、閉じ込められてきた孤独の結晶のような曲です。
これも3年前にできていました。今、VOIDでやっとかたちにできて、
とても尊敬するアーティスト様、いつか…と夢見ていたゆうゆさんに編曲をお願いしていただける形で完成することができて、本当に本当にうれしいです。
3前から少しだけ歌詞を変えました。
ライブで堂々と歌わさせていただけて、とてもうれしかったです。
・スリーマンスでも少し先ほど語りました、 「姿なんていらない」、姿を捨て去りたい。 という思いはやはりいつもずっと強くあります。 それほどきっと、「理想の姿」「こんな自分を本当は見てほしいんだ」という願望が強いことの 裏返しのように思えたり…
何かを切り捨てたい、いらない、こんな世界見たくない、と思うほど、 その裏返しだった強い願望、絶望の理由がある場合もあると思います。軽々しくは言えませんが… 「本当はこんな世界だったら見たかった。でもそうじゃなかった。だから何も見たくない」 「本当はこんな自分だったらよかった。なりたかった。
でもそうじゃないしなれない。だから消えたい」 そういった虚しさのかたまり、誰にも触れられない冷たい幽霊のような…
君に触れたいけれど、君を冷やしてしまうなら 触れないほうがいいんだと、
もしやさしさを向けられたとしても遠ざけてしまうような気持ち。
・やはり歌も、言葉も、姿も、「認識してもらえなければ、存在しないことと同じでないのか」 という想いがあります。「それでも」、発信したい、作りたい、作らずにはいられないという気持ちのほうが その諦めよりも大きいから創作ができるんだと思います。
世の中に「自分」が存在しないように思われているのならば、認識されないのならば、 自分の痛みや悲しみも一緒に存在しなくなってほしいと願う気持ちは
多くの方が抱かれたことはあるかと思います…。
そういったたくさんの、うまくかたちにできない、またはおおらかに言ってはいけないような言葉にできない気持ちを「引き裂いて見せつけられたらいいのにな」とうたう、
大きな意味を持った歌になりました。
◆13. 74
・何度歌っても楽しいです。 別人になれる、でも別人を演じていても、そこに自分と重なるところはあって…
ありがとう、いとしい、とまで歌ってから、「怒り」の感情に切り替わる瞬間がとても好きです。
ただの怒りでもなく…
・「なんてことをやってくれたの?」で、 「信じられない」という驚愕、怒り、「彼が来るわ そして知るのよ」で、 「自分の正体を知られたくなかった。彼の中ではわたしは美しい悲劇のプリンセスというイメージを最後まで抱きながら死んでほしかった!」と 幻滅に対する恐怖を感じています。
◆14. 偶像
・この曲を歌っていると、楽しくなります。
自分もその「あなた」という具体的な像は定まってはいないのですが、 それが、歌っていると見えてくるような、
いもしない「あなた」がいるような、わけもない救いがあるかもしれないような、
気がしてしまいます。
それはもしかしたら、今まで出会ったひとびととの素敵な思い出、好きな部分や 好きな映画、小説、作家の好きなところを 好き勝手 都合よく切りぬき切り取り つぎはぎ合わせた(パッチワーク) いびつな偶像なのかもしれません。
・「ああ、嘘でもいいんだ、」 ― 以前ラジオでもお話ししました、「嘘でもいいんだ」は (時と場合もありますが)私的に 言ってはいけない言葉だ、と誓ったもので、 (なのですぐに「嘘など ないんだ」と 訂正?撤回するように言うのですが、) でもあえてそのパートから、「宣誓!」という気持ちで 手を挙げることに決めていました(ツイキャスからしていたのですが、これも見えなかったかも、と…)
~ちょっとながいMC~ ◆15.あこがれ
やさしい大切な曲です。荒ぶことがあっても、こころからの本当の願いやあこがれです。 時々、練習でも とても歌えるような気持ちでない日もあります…。(どの曲でも、気分によってはそういう日がありますが…)
みなさんと一緒に素敵な時間を過ごさせていただいて、最後、とても穏やかな気持ちで歌わさせていただきました。本当にありがとうございます。
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MCでもお話ししました、「きみ」とは誰なのか?という自分の中の最近の疑問なのですが、 「誰もが きみ になりえる」かもしれない、と言いました。そしてすぐ、訂正のような言葉を言いました…
それは、時と場合によりますが、「誰にでもやさしいひと」は、みんなにやさしくて、「ひとり」にやさしいという意味ではない、みんなをみていても、「ひとり」を見ていない、識別していない、無分別だ、といった言葉を聞いたことがありました。
それを思い出して、そういった無差別的な「誰もが」という意味ではなく、本当にみなさんおひとりおひとりさまが大好きで…! と 思って、誤解を招きたくなくて…もっと上手にお話しできたらよかった、と思いました。
つたなく紡ぐ言葉を、いつもやさしく待って、見守り聴いて下さり、本当にありがとうございます…!
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◆16.heartless
・アンコールありがとうございます…! ライブで初披露させていただきました、heartless。
「涙流せぬ目隠す手」や「ここ(左胸)に何もないはず、ならば…」の部分で ピアノ弾き語りでは初の手の動きを入れました。
・heartless、というタイトルですが歌っているとやはり心が気持ちが走ってしまいます。
「ちょうだいよ。ぼくに心をくれよ。 君さえ 信じてくれた、なら・・・」
「舞台の上」でこの言葉を、この曲を歌うことはとても意味を自分の中で感じています。
・緊張もしながら、いろいろ考えたり、感情に走ったり、感謝の気持ちでいっぱいになったり、 時に焦ったりと、心にたくさんの想いがあった2時間弱の素敵な時間をありがとうございました。
なによりみなさんが目の前にいてくださる時間は奇跡のように感じます。 夢のようですが現実だと、本当だと実感します…。
◆終演後~
舞台の後ろの小さなお部屋にずっといました。
抽選の番号が呼ばれるお声や、わああというお声が聞こえたりするのを気にしながら、ぼくは…見たい…!とソワソワしていました…笑
今回、贈り物でいただきましたアポロウスバシロチョウのカイトと一緒に舞台たててうれしかったです!
VOIDの曲はいろいろ冒険した気がします。 半分ライナーノートみたいになってしまっていて、うまく書ききれないところもあるのですが…次の2月のライブでもまたいろいろ表現できたら、と思います。 またよろしくお願いいたします…!
2019 12 15 いとき はな