PHANTOMARIA

Edenが「人魚」として　国民に受け入られた後
まもなく　あらわれた　もうひとりの
「歌姫」（本人は「姫じゃない！」と言い張っている

 ※人魚は無性別。・・・なので「彼」と表記する。）

希望や　やさしく儚いことばかりを歌う　Edenとは違い、
どうしようもない感情や　荒ぶ感情をむきだしに
歌う　彼の声と言葉に心打たれる者も多く、
芸術のはびこる街―【シティ】では　Edenよりも
Heineのほうが支持されている。

生まれてすぐ何かしらのショックを受けたらしく、
人魚なのに「水に潜る」のを猛烈に嫌がる。精神は幼く、
鮮明な幻覚や幻聴、強烈な妄想に翻弄されている。

彼の演奏会は　その日の調子によって大分違いがある。

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